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10/30/2010

卒業生作家の取材にまたまた同行

2010年10月29日(金)
今日は、先月作家デビューした卒業生の蓮見恭子さんの取材にまたまた同行。本日は、ラジオじゃなくて新聞。

すでに、他の新聞社からも数件、雑誌やラジオ番組のゲスト出演など、あちこち取材を受けているので、インタビューも慣れたもの。つい先日まで「ただの主婦ですから、そんな……。気が弱くて」などと言ってたはずだが、わずか1ヶ月ですっかり取材慣れして作家っぽくなりましたなー。いや、ホントに気の弱い人はたぶん小説なんか書かないでしょうしね。

ま、私もべつにわざわざ同行しなくてもいいのだが、今回も知り合いの記者さんだったので。

さて、かなり競馬に詳しい記者さんなのだが、蓮見さんの作品では、あまりにも描写がリアルで「てっきり競馬の関係者か、関係者によほど取材をしたのだろう」と思ったのだそうな。しかし、実際には、本人は競馬関係者ではなく、ほとんどが本や新聞からの文字情報で、あとは想像で書いたものだと聞いて、かなり驚いていた。私は競馬に詳しくないので、彼女の作品を読んでも、そこのところのリアルさは実はまったくわからなかったのだが(女性騎手の一人称なので、競馬のことを知らなくてもさっと読みやすいのである)、このように現場をよく知っている記者さんが驚かれるほど、描写がよく書けているのだったら、相当たいしたものだと思う。

それにしても、新聞記者は、取材してホントのことだけを書く仕事だが、作家ってのはウソがつくのが好き、というか、そういう、うまくウソが書ける人が小説を書くものなんだよねー(笑)

ウソというか、想像というか、妄想というか。

そんなことを考えるのが好きな人が小説なんてを書くものだと思うが、やっぱ、そんなことできるって、みんな変態だよねー(いや、もちろん褒めてますって)

10/29/2010

小説専攻科の生徒さんは、いろんな人がいる

2010年10月28日(木)
現在、生徒募集中の14期生。今年は、ものすごく少なくて、コース開設以来の最低人数になるのは確実。

一方、専攻科への願書を数えたら、こっちは昨年よりもちょっと多くて、開設以来の最高人数を更新している。Aクラス(プロ作家養成コース)、Bクラス(実力養成コース)を合わせると、すでに50人以上。

今年は、Bの申込がかなり少なくて、Aがほとんどなので、A-1、A-2、A-3の3クラスになりそうである。

専攻科は学費もかなり安く設定してあるので、事務としては、こっちの人数が増えても運営的に厳しいだけなのだが、ま、その分、今年の「成果」に期待しておこう。てか、さっさと「卒業」してくれ〜。今年こそ。とくにA-1クラスは、全員さっさとデビューするように。

このクラスは、すでに何度か最終候補に残っている人も多いし、昨年以上の結果を出してもらわんと。いや、他のクラスの皆さんも、決して「他の誰かのことだろうなー」と他人事に思わず、全員、さっさと何かの新人賞をとってデビューしてもらいたいもんである。いや、ほんま。

ところで、うちの専攻科の生徒さん。ほぼ全員が社会人で、大学教員、獣医、住職、会社員、警備員、スーパーのパート、プログラマ、商社勤務、営業マン、主婦など、職業も年齢もバラバラ。

東京や名古屋などからの遠距離通学の人もいて、それぞれ住んでいるところも違う。そんないろんな人たちが「小説が好き」とか「小説を書いてみたい」ってことだけが共通点で、それだけで教室や飲み会で、こっちではミステリ、こっちではライトノベル、こっちでは時代小説……なんて具合に、ワイワイと話がしてるわけで、客観的に見たら、ちょっと不思議な集団かもしんないなー。

10/28/2010

小説専攻科への申込みも、できるだけお早めに

2010年10月27日(水)
あいかわらずコツコツ事務作業。「大阪ショートショート大賞」落選通知の発送事務など。

さて、先月エンターテインメントノベル講座を卒業した13期の生徒さんだが、そのうち、何割かの人は「専攻科」に進学することになっている。専攻科は、プロ作家をめざす人のための「卒業生向けのコース」だが、進学率は年度によってかなりバラつきがある。

どうも面白いことに、「何が何でも私は今年中にプロデビューします!」というガツガツした人が多いクラスよりも、「私でも小説って書けるかな〜。あ、書いてみたらけっこううまく書けた。わーい、けっこう楽しい〜」というような初心者が多いクラスの方が、むしろ進学率もよくて、結果的にデビュー率もいいのだった。一見、ノンビリしたクラスの方がデビュー率がいいってのは、ちょっと不思議な感じもするのだが、結局、書き続けることに意味があるわけで、どんな形でもいいからとにかく楽しく続けて「たくさん書いて、たくさん作品指導を受けた」方がデビューしやすいみたいである。

小説を書いて、できれば出版したい、とか、できれば作家として収入を得たい、という人は世間でも多い。だが、おそらく、ほとんどの人が短い作品をほんの数本書いただけで、すぐあきらめてしまう。ほんの数本書いただけの人が、作家としてデビューすることは、まあ、ほとんどない。

作家デビューをするための新人に応募するとなると、どうしても「長編」ってことになるが、長編を書くのにはけっこう時間がかかる。それだけの量の原稿をそれなりのレベルで書くには、それなりの体力と時間がかかる。あっという間に半年とか1年くらいかかってしまうのだ。

ただでさえ忙しい社会人がこうした長編を書くのは大変である。

しかし、うちの小説講座も社会人ばかり。実際にはほとんどが20代から50代くらいの働きざかりの人ばかりである。まれに、定年して時間はたっぷりあるという人もいるんだけども、ほとんどの人が仕事もあるし、既婚者も多いから、家庭もあるわけである。


でも、社会人でも、その気になれば、家庭や仕事との折り合いをつけながら書き続けることはできる。実際、うちの生徒さんでも、作家デビューとか、最終候補まで残るってのは、「たくさん書いて、たくさん作品指導を受けた人」の順番だったりするのだ。

だから、専攻科の皆さんは、遠慮せず、バンバン作品を提出してくだされ。うちの専攻科は、追加の経費なども一切請求してないから、作品指導なんかも、バンバンたくさん出したもん勝ち、早いもん勝ちで指導スケジュールに入れることになってるんで、遠慮せず、今年こそ大量デビューしてもらいたいもんである。


10/27/2010

入学願書とか、小説コンテストの落選通知とか

2010年10月26日(火)
朝から小説講座の事務所。コツコツ事務作業。

ファックスにて、小説講座「第14期エンターテインメントノベル講座」の願書1通あり。資料請求も二件。今週末が入学式なのだが、ギリギリまで資料請求が続くなあ。いずれにしても、今年は開講以来の最低人数になりそうなので、小さめの教室を予約することに。ここ数年、このサイズの教室は使っていなかったななー。もしかして最後に使ったのは、9期生の時ではないだろうか。講師の先生からのメールで、「人数が少ないなら、せっかくだからディスカッション形式にしましょうか」とのこと。やっぱり人数が少ないクラスって、生徒さんにとってはこういう点で嬉しいかもね。

スタッフがせっせと事務作業。小説コンテストの落選通知を発送する。入選者には、すでに電話連絡済。

10/26/2010

小説講座の事務もたまってるし〜

2010年10月25日(月)
もう25日だよ〜。10月もあと一週間。なんか日がたつのが早いなあ。小説講座の事務がたまってるし、そろそろ開講準備もしないと。

今年は、専攻科の作家デビューをたくさん出したい。3人、4人とか言わず。

てか、みんな、そろそろデビューしてちょうだい。

最終候補に何回残っても、やっぱ、受賞しなくちゃー。

10/25/2010

遠距離通学者が増える小説講座

2010年10月24日(日)
今、募集中の14期生、入学申込者は例年よりもだいぶ少ないのだが、今年も「名古屋圏」からの申込があり。昨年も「名古屋圏」「東京圏」からの2名の遠距離通学者がいたが、二人ともほとんど皆勤で卒業して、今年度は専攻科への進学希望が出ている。

専攻科は、これで「東京圏」二名、「名古屋圏」二名。福井、和歌山など、気がつくと、遠距離通学者の比率がますます高くなってる。まあ、名古屋はともかく、東京は他にも小説講座があると思うんだが。

10/23/2010

小説講座への資料請求、問い合わせなど

2010年10月22日(金)
朝から小説講座の事務所。事情により、昼過ぎからデスクを離れることに。やむなく電話をたまたま転送にしてたら、資料請求など電話があいつぐ。小説講座への資料請求って、毎年かなり日が過ぎてから増えてくるんだなー。

10/22/2010

さっさと新人賞をとって、作家デビュー

2010年10月21日(木)
現在、生徒募集している第14期エンターテインメントノベル講座も、来月いよいよ開講するのだが、昨年度をふりかえると、結局、新人賞をとっての作家デビューは2人。短編の賞でアンソロジーがこれから出版予定になってる人がもう一人いるけど、あとは最終候補どまりなど。

年1回だけの生徒募集で、定員も少なく、せいぜい毎年20人ちょっとしかいない入学生。こんな小説講座なので、それほど多くは出せないのはわかっているのだが、それにしてもあともう2~3人は出版デビューしてほしかったなー。専攻科には、すでに最終候補まで残ったことがある生徒さんもかなり多くいるので、せめてもうちょっといてもよかったのに……。

まあ、小説コンテストはわりと賞金金額が高いものが多いので、専攻科の学費卒業くらいは入賞すれば元はとれるはずだけど、今年こそさっさと「卒業」(専攻科は出版デビューが卒業)してもらいたもんである。

10/21/2010

作家になるのはカンタンとは言わないが、さほど馬鹿げたことでもないはずで

2010年10月20日(水)
ある人から質問あり。

プライバシーに関することなんで詳細は言わないが、とりあえず言っておきたいのは「作家志望って、それほど大それた夢でも、馬鹿げたことでもない」んです! 

だから、もちろん作家志望って、恥ずかしいことでもなんでもないんですよ!

本を読むのが好きで、書くことが嫌いじゃなければ、そんなに思っているほど無理なことでもないわけですよ。そりゃ、最初はヘタかもしれないけど、実際、みんな書いているうちに驚くほどうまくなるので、あとは、ホント、書き続けられるかどうか、だけなんですよ〜。それも十年もかかるってのは、ちょっと言い過ぎ。
(てか、それだと、ちょっとかかり過ぎてる。もし10年も芽が全く出ないんなら、もしかして何か他に原因があるかもしれない……)

作家になれる「才能」って、それって何があるのか私にもよくわかりませんが、少なくとも、そんな生まれつき決まってるような、先天性のものなんかで決まってるもんじゃないですよ。絶対。

10/20/2010

小説講座の事務所は、いつもあわただしい

2010年10月19日(火)
朝から小説講座の事務所。昼過ぎに外出。
1時から出勤してくるスタッフの丁稚どんに、コンテスト落選通知の住所データ入力を頼んでおく。ナンバに戻ったのが4時半。事務所に戻る時間がとれず、カフェで仕事。

10/18/2010

卒業生作家のラジオ出演は、本日!

2010年10月18日(月)
本日、夕方7時からのABCラジオ「とびだせ!夕刊探検隊」に蓮見さんがゲスト出演されます。

10/15/2010

主婦から作家へ、ラジオ番組に出演

2010年10月14日(木)
横溝正史ミステリ大賞優秀賞をとって、先月、作家デビューしたばかりの蓮見さん。今日は、ラジオ番組にゲスト出演するため、大阪「福島」駅前にある放送局のスタジオへ。

べつに同行する必要もなかったのだが、私の知り合いのディレクターさんが担当している番組なので、ご挨拶がてら収録について行く。収録時間は15分ほど。

子育ての手が少しあいた8年ほど前に習い事のつもりで小説講座に通いはじめ、楽しそうな雰囲気にハマってそれから小説を書き始めたこと。忙しい家事と仕事の合間をぬって深夜や早朝に書き続けていることなど、初めてのラジオ出演のわりに落ち着いた雰囲気で話をされていた。もちろんパーソナリティの桂吉弥さんたちがとても上手にリードしてくださってたこともあると思うけど、私もスタジオのガラス越しに見てたら、なんだかここ数日ですっかりプロ作家っぽくなったなー、と思いましたよ。

ここ数日、新聞社からの取材を何件も受けたりしたので、そのおかげでプロとして腹がすわったというか、度胸がついた感じですよねー。すっかり女流作家の貫禄。いやもちろん事実そうなんですが。

自分の本が初めて書店に並んだ喜びとか、ペンネームを使うことによって日常から別の自分になれる面白さとか。

かなり面白い話になったと思いますので、ぜひ皆さんも番組チェックをよろしく!
ABCラジオ、月曜7時からの「とびだせ、夕刊探検隊!」

放送日は、来週の月曜の夕方の予定だそうですが、クライマックスシリーズの都合で延びるかも。

10/14/2010

小説講座の資料請求はお早めに

2010年10月13日(水)
小説講座の願書締切を入学式(10/30)まで延長したせいか、ちらほら資料請求メールあり。

まあ、それにしても、今年は申込者が少ない。開講以来、十数年ぶりの最低人数になりそうな雰囲気。生徒数が少ない方が目も届きやすいし、講師にも顔を覚えてもらいやすいので、生徒さんはトクだし、私も事務はラクなのだが、運営面では収入減になる。春募集はなく、秋のこの年1回の募集だけしかやってないので、これで1年間やっていくわけだし。

しかし、ここ十数年、毎年、赤字黒字を交互に繰り返していたのだが、たまたま昨年、一昨年と続けて黒字だったので、経営的には今年赤字なのは予想通り。どのみち非営利団体なんで、いくら黒字といってもそれが翌年にまわるだけなんですが。どうせ定員25人ぽっちの小説講座なので、赤字も黒字もたかがしれてますけどね。

わかりやすく言えば、小説講座の生徒数は18人以上だと黒字。それ以下だと赤字。生徒数は、昨年は22人、一昨年は23人。専攻科の3クラスあわせると人数が多いので、在籍者全部だと70人以上いるが、どのみち儲かる予定もないんで、経営的にはあんまり変わらないけどなー。

うちの講師の先生は、みんな忙しいプロ作家さんばかりで、いわゆる講師業が本業になっているような先生が一人もいない。その代りに、プロとして自分の知っていることなどをいきいきと(ある意味、かなり生々しく)教えてくれる。だから、小説を書きたい人の中には、べつに作家になりたいわけでもなく、とりあえず何か書ければいいという人もいると思うけど、せっかく書くんだったらやっぱりプロをめざしたい、商業出版もしてみたい、という生徒さんにこそ、入学して欲しい。

そのせいもあって、生徒数が増えれば教室運営はラクなのはわかっているのだが、一方であまり人数を増やしたくないのもある。そりゃ、何百人も生徒数がいれば経営はラクだと思うが、ホンキでプロ養成をするためには、入学者のプロデビュー率も大事。さらに言えば、デビューさせるだけじゃなくて、ちゃんと作家として何人生き残るか、だもんねー。

そんなわけで、年1回しか生徒募集もしてないし、実質的にほとんど宣伝もしてないし、口コミで入学してくる人が多いだけの小説講座なんで、たまにこうして入学者数が少ない年があるのは、ある意味、仕方ないのだった。

10/13/2010

小説講座の生徒募集は、入学式まで延長

2010年10月12日(火)
小説講座の生徒募集中だが、今のところ申込者数が少ないので、今年も締め切りを延長することに。とりあえず締切は明日なのだが、入学式10月30日まで、早くも願書受付を延長。

メールなどの資料請求者3名に資料を送付する。

まあ、とりあえずすでに開講人数には達しているので、開講は決定。定員にはまだかなり余裕がある。入学式は10月30日だし、実際の授業は11月からだからまだしばらくは受け付ける。

なぜだか毎年、小説講座は締切日を過ぎてから申し込み者が増えるんだけど、今年は今までで一番少ない気がするなあ。そんでもってどういうわけか、「今年は入学することは無理ですが、来年はぜひ」というメールが数件。ああ、どうしてこう来年来年と。

まあ、毎年、入学者の中には「3年前に見学に来ました」などという長期で入学を迷っている人がいるけどねえ。

それにしても、うちは非営利団体だし、小規模運営の完全無借金主義なんで、赤字が続くと翌年には運営できない。今年はこのまま人数が少なくても開講するけど、来年のことは今言われてもわからんのよ。

とくに今は専攻科の人数が多いので、あんまり少ないと来年くらいは内部募集だけで一般募集しないかもしれないんで、今、来年のことを言われても困るんだけどなー。

さて、本日は、コンテストの選考関係の事務作業など。早めに下読みから戻ってきた作品のうち、落選が決まったものをさらに再チェックに。

大阪NPOプラザ内の他のNPO団体の人たちから、先日デビューされた蓮見さんの新聞記事の話をされる。「本屋でぜひ買います~」とのこと。ありがたや~。

堺市在住の主婦とか、小説講座で学んでから受賞して作家デビューというのは、わりと関心を持つ人が多いようで、「何年くらい学んでたの?」とか「小説を書くのって難しいの?」とかよく聞かれる。うちから紹介したラジオディレクターさんとか、ラジオ番組で数件、ゲスト出演が決定。新聞社からも取材依頼が集まっているようで、トータルするとかなりの件数の取材を受けることになりそう。

プロ作家として出版デビューといっても、やはりデビューしてから一冊きりで終わってしまう人も数多くいるわけで、受賞作が出た今の機会が勝負だもんね。デビュー作だからこそ、うちもがんばって売り込みに協力しないとなー。

10/12/2010

小説がうまくなる人、へたになる人

2010年10月11日(月)
思えば、私も小説講座をすでに十数年やっているので、生徒さんの作品は山ほど目を通してきた。うちは、小さな小さな小説講座だけど、昨年度も、13期生20数人と専攻科3クラスを合わせると70数人いたわけで、この1年だけでも数百編もの作品に目を通してきたわけだ。

それで思うのだけど、小説って書き続けていれば、まあ、たいていうまくなる。たいていの人は、作品を書けば書くほどうまくなる。そんな人ばかりで、作品を書いているのになぜかへたになる……なんて生徒さんはまずいない。てか、少なくとも私は一人も見たことはない。まあ、多少のアイデアの出来不出来はあるから、ネタ的には前のやつの方がよかったぜ、なんていうことくらいはよくあるのだが、それ以外、つまり文章とか構成とか、小説表現の技術的な部分とかは、確実に、それは書けば書くほどうまくなる。

ところが、これは小説講座の生徒さんに関することなわけで。

つまり一般だと必ずしもそうとばかりは言えないこともあるのである。

まあ、このあたりは事情により詳しいことは言えんのだけど、年々うまくなるかというと、むしろそうでもなかったりするのだ。理由はわからないんだけど。たいてい作品しか知らないので、理由なんてわかるはずがない。

どうもいくつか書きなれてくると、それと反比例してテンションが落ちていって、アイデアとか気力も枯渇しはじめて、それでついついそれなりの凡庸な作品を書いてしまうみたいなのだが、そういう人というのはけっこうたくさんいるみたいなのよね。

しかし、コンテストなんて、それで大賞とるのはたったの一人だけなんで、そこは戦略が間違っているんじゃないかと思うんだよね。小説を書く人って、やっぱり真面目で努力家の人が多いせいなのかなあ。でも、入試とかと違って、たった一人だけが受賞ってのは、つまり、そこそこの点数で合格、なんていう中途半端なのはないわけなんである。だから、そこそこ、なんてを狙っても仕方ない。そもそも、そこそこを狙ってもそこそこに残らないことが多いわけで。

とすれば、一か八かで受賞を狙わなければ意味がありませんぜ。

とりあえず小説なんて、ある程度、訓練すればそこそこ誰でも書けるのは私にはよーくわかっている。コンテストの選考をするような人は、たとえ最終選考をする有名作家ではなくても、下読みでも、書評家だとか、新人作家だとか、編集者だとか、読み手としてはレベルの高い人ばっかり。

つまり、そこそこ似たような作品は山ほどあって山ほど読んでいる人ばっかりなわけで、そこを突破しなくてはいけないのに。

それなのに、やっと書きなれたら、なんつーか、ツメが甘いというか、ゆるいというか……。あーもったいない。

で、さらに、それが年々ひどくなっていって、そのうち「うーん、文章は書きなれているけど、内容はぜんぜんダメ」という作品ばかりを書くようになる。

いや……そんな人ばかりではないのだが、しかし、そういう人はけっこういる。

思うに、どうも公募などを続けているうちに、一人でコツコツやっているうちにどうもなんか知らんような袋小路に入ってしまってるとか、あるいは公募ファングループだか、ネットだか、同人誌だか、私にはよくわからんが、とりあえずプロ作家とかあまり関係のない、たぶん素人集団の内輪受けみたいなところで、何か創作を続けているうちに、どうもいわゆる商業作品とは違うような種類の作品になっていくのではないかという気がするのだが、まあ、しかし、そういう人はあくまでも公募ファンで、もしかするとプロ作家志望ではないのかもしれないのだから、別にそれでもよさそうだけど。

ただ、もしプロ作家志望で、まだ公募を何年も続けていて、一度はイイ線までいったのに、最近めっきりダメという人は、そのまま自己流で書き続けてもダメかもしれない可能性がある。何か間違った方向に努力している可能性があるので、できるだけ早く、誰かプロの編集者とかに見てもらって何かアドバイスしてもらった方がいいかもしんないなーと思う。

いずれにしても、私にとっては、生徒さんとか、直接面識のあるような人ではないので、知ったことではないのだが、ついつい気の毒になってしまい、そう思ってしまう。

10/10/2010

連休中も、小説講座の事務作業

2010年10月9日(土)
年35回の小説講座を担当しているおかげで、毎週土曜はいつもお仕事。私は、これでも3人の子持ちの兼業主婦なのだが、おかげで土日に家族でお出かけ、なんて機会がめったにない。

うちの小説講座の生徒さんは社会人ばかりで、つまりプロ作家をめざす皆さんも、創作のための時間を確保するために、同じような悩みを抱えているんでしょうが、しかし、彼らはめでたく小説コンテストに受賞でもすれば、賞金も印税も入るわけだから、その折には家族にもその分が還元されるわけで。

とりあえず、今日は、めずらしく講義のない土曜日。13期はもう先月卒業しちゃったし、14期の入学式は今月末の10月30日。せっかくの3連休、どっかに家族旅行でも行きたかったのだが、あいにく中高生の3人の子供たちはそろって中間テスト中。

で、なんだかんだで、連休中もこうして事務所で仕事をしている私なのだった。ああ。どうせ忙しいし、金もないしねー。

10/09/2010

小説講座への進学生

2010年10月8日(金)
この春から開講した文章教室「第5期基礎レッスンコース」は、定員15名で今年は10名。これまで開講したコースの中では、かなり人数が少ないクラス。

毎年、小説講座のクラスは、途中退学者はかなり少なく、9割くらい卒業するんだけど(今年は皆勤で出席された人も多い)、それに比べると、初心者向けのクラスは途中退学される人がちらほらいる。

文章教室は小説講座にくらべて回数も少なく、学費も安いので、とりあえず申し込んでみただけなのかもしれないけど、今年も、なぜだか一回も教室に来てない人がいるのだ。ちょっと不思議。出席できなくても、作品くらい郵送で送ってくれれば添削でもするのだが、そういう提出物も来ないし。

しかし、欠席が続いていた生徒さんの一人から、今日メールが来て「小説講座に進学したい」とのこと。すでに4人から進学希望が出ているので、これで5人目。わずか10人中の5人だから、つまり進学率5割である。毎年4〜6割の進学率だし、いつも一般募集に混じって5人くらいは文章教室からの進学者がいるので、そんなもんと言えばそんなもんなんだが……。

文章教室からの進学者が多いと、わりと教室の雰囲気がアットホームで穏やかなことが多い。

まあ、わりと毎年ガツガツした雰囲気はあまりないのだが、それなりに楽しく続けられると、それなりに小説コンテストとかいい成績を出したりする人も当然多くなるし。小説を書くのは誰でも少し訓練すればすぐうまくなるのだが、プロ作家デビューとなるとそれなりに長編もうまく書けないといけないから、それで文章もきちんと書けて、ちゃんと構成もして……となると、忙しい社会人の場合、けっこう時間がかかる。早くても2〜3年かかることが多いもんなあ。それまで書く気力を保てれば、あとは勢いで書き続けるもんなんだけど。

まあ、社会人ばっかりで、年齢も20代、30代、40代、50代、60代とかなりバラバラなのだが、先日も専攻科では何人か合宿に行ったりして、毎年それなりに仲がいいし。

まあ、今年の入学希望者は今のところかなり少ないんだけど、どんなクラスになるんだろうなあ。


10/08/2010

出版社の編集さんからのアドバイス

2010年10月7日(木)
早朝の新幹線で、東京日帰り出張。あちこちアポをとびまわり、途中、某出版社にも立ち寄り、編集さんに初対面でご挨拶。しかし、女性の編集者って、ホント美人で頭の切れるっていうタイプの人が多いのね。

ご挨拶ついでに、プロ志望の生徒さんに、小説コンテストの応募へかなり貴重なアドバイスを色々いただく。短時間だったのだが、出版社の立場から、コンテストの下読み通過のコツとかと思われるコトをかなり適確に説明してもらった。感謝。

しかし、こういうのって新人賞の対策なんとかかんとかとか、あちこち本とかにも書いてあるかもしれないけど、結局、こういうのってタテマエというか本音というか、まあ、出版社から言えば、なるほどそりゃそうだろうなあーみたいな話もあるわけで。小説コンテストの目的を考えれば当然ですが。

ま、いや、これでは具体的になんのこっちゃわからないでしょうが、さすがにここでは書けないので、生徒さんだけにわかるように、後日mixiの方にでも書いておきますぜ。

帰りの新幹線に飛び乗って、家に着いたのは深夜1時半。

10/07/2010

不況だと作家志望が増える?

2010年10月6日(水)
うちが主催している小さなコンテスト「大阪ショートショート大賞」も、今年で早くも12年目。4日にすでに締め切って、すでに到着順で下読みにも入っている。

しかし、今年はコンテストへの電話での問い合わせがけっこう多い。昨年からは電話での問い合わせは、火曜、金曜のみの受付になっているのだが、今年は、まるきりの初心者という感じの人が多いのが特徴と言えば特徴。

先日も、ある男性からの電話に対応したのだが、基本的な原稿用紙の使い方や、いわゆる作文と小説の違いとか、どうも、ホントにまるきり初めての人に細かく説明している感じがした。

しかし、ここまで長年ずっとまとまった文章を書いたことがなかったりすると、ちゃんと読める作品にして選考に残すまでになるのはけっこう大変かもなあ。こんな電話でのアドバイスなんて限界があるし、立場的にもどうせ一般論しか言えんしな。

まあ、これまでいくらたくさん書いている人でも、自己流でほとんど他人にチャックしてもらったりしたことがないと、その方がもっとかなりヤバイことになっていることもあるから、そういう人に較べれば、むしろ一からスタートと考えれば、可能性は高いんだけども。

文章なんてたいていは訓練次第でなんとかはなるもんなのだが、中には、ずっと間違った方法で訓練してて、あちこち公募に応募してもどれも落ちてて、それでももう絶対に自分のやりかたは変えたくない、みたいな人もいるらしいし。まあ、小説講座の生徒さんには当然ながらそういうタイプは一人もいないんで、私は直接会ったことはないのだけども。

たぶん、そういう人でも、なるべく初期のうちに、できればプロの編集者か作家さんにほんのちょっとチェックしてもらうとか、あるいは、そうでなくても「文章をちゃんと読む能力のある人」(これはけっこう難しい)に見てもらったらちょっと違うんだろうけど。

どうも「公募ガイド」を読んで、問い合わせをいただいたようなのだが、こうしてみると、不況だと作家志望が増えるというのは本当なのかもしれない。確かに小説を書くのは元手がかからず、いわゆるリスクも少ないからなあ。まあ、でも不況で小説を書く人が増えたからと言っても、うちのような学費の必要な小説講座にわざわざ入学する人が増えるはずもないから、そこは個人的にはそんなに嬉しくないけどなー。

小説って、ちょっとくらい書けるくらいの人は山ほどいるけど、プロみたいに金を出して読みたいくらいの作品を書くってのは、また別のコツがいるというか。まあ、不況でヒマになったんでちょっと書いてみようみたいな程度では、そうそうプロ作家になるほど続けられないもんだしー。

結局、そこは訓練なんだけど、うちの小説講座は、遠距離通学とか、忙しい社会人とか、主婦とか、わざわざ入学してくるような人ばっかりなんで、不況でも、バブルでも、それは関係ないような気がするなあ。今年は、現在募集中なのに今のところ入学希望者がかなり少ないのだが、これって不況のせいばかりでもなさそうな気はするしなー。

10/06/2010

出版デビューがプロ作家の第一歩

2010年10月5日(火)
事務スタッフがせっせと「小説コンテスト」の受付業務をやっている横で、角川書店からデビューした卒業生のためのパブリシティ対策の事務作業をあれこれ。堺市在住の主婦で、女性作家による競馬ミステリーというのは、わりとわかりやすいのかもしれないけど、知り合いのディレクターさんに電話したらラジオ番組のゲストが一件すぐ決まった。新聞社の取材、もう一件、これも大阪シナリオ学校の関係者から某番組のゲストに呼んでもらえるかもという話も。まあ、まだわからないけど。

作家志望の人は、とにかく小説コンテストで作家デビューをめざすわけだけど、実際にはプロ作家として生き残ることが大事なわけで、出版デビューした今が勝負。せっかくデビューしてもその一冊きりで、そのあと出版社からの注文が途絶えて、消えていく作家も多いわけで(1冊だけだとすでに作家とは言えない気もするけども)、出版デビューが終わりじゃない。プロ作家の第一歩。ずっとプロとしてやっていってもらうためには、うちとしてもあれこれ宣伝もサポートしておかないとね。

幸いうちはもともとシナリオ学校で創設してから独立した講座なので、関西のマスコミには色々と関係者も多いんで、ありがたいことに取材のオファーもちらほら来ているのだった。

作家志望の人って、たぶんデビューさえすればあとは何とかなると思っているわけだけど、プロ作家として出版社からずっと注文を受け続けるのって、これはこれで、けっこう大変なことなんだよん。ま、これって、どんな仕事でも一緒なんだろうけどね。

しかし、あらためて、専業のプロ作家さんが多いんだけども、つくづくエライなあ、うちの講師の先生たちって。

10/05/2010

小説講座の見学希望者は、文章教室に

2010年10月4日(月)
小説講座の入学希望者からメール。見学希望なのだが、あいにく今年の講義が終わっているので、文章教室の最終日(10月16日昼)の見学に来てもらうことに。

初心者向けのコースだし、教室の開催場所も、人数もまったく違うし、教室の雰囲気も違うのだが、講師は小説講座にも来てもらっている先生だし、一応、小説指導なので聞けばたぶん参考になるだろうし。

一般からの見学は、一人一回限りだけど、どのコースでもいつでも無料で受けつけているので、希望者はお気軽に。

10/04/2010

プロ作家デビューおめでとう

2010年10月3日(日)
蓮見さんの出版祝いで、夕方から梅田にて会食。プロ作家として活躍してる福田和代さんが幹事をやってくれた。福田さんは、またも新刊を出したりして、最近ますます活躍中。

蓮見さんもこうしてようやくプロとして出版ができたわけだが、正直いうと、私には、彼女が入学当時、そんなにずばぬけて作品がうまかった記憶はないのである。

ただ、専攻科の在籍中は、誰よりも多く作品を書いて提出されていたことだけは確か。小説って、たくさん書けばその分だけうまくなるし、提出作品数が多いと、それだけ講師指導の回数も多いわけだから、それなら誰よりもうまくなるのが早いわけである。

うちの専攻科のAクラスでは、提出枚数も、作品数も、事実上いくらでも無制限。さらにコピー代とか、印刷代とか、追加では諸費など一切徴収していないので、「とにかく出したもん勝ち」なのである。だが、どういうわけか、作品を提出する人としない人がけっこう分かれている。さらになぜか仕事とか忙しい人ほどちゃんと作品を書いて提出してくる傾向があるのだー。

蓮見さんも、たしか入学当時はフルタイムで仕事して、子育てもしてて、誰よりも忙しいはずなのに、たくさん書いてきてたよねー。

もしかして、わりと時間があってヒマな人は、そのうちいつでも書ける、と思うと、いつまでもぐずぐずしてなかなか書かないもんかもしれないなあ。小説講座の生徒さんも、うちに通っている理由のひとつとして、「作品指導を受けたい」というのと別に「締切がないと、ちゃんと作品を仕上げられないから」というのがあったりするんだけど。

世の中に、作家になりたい、小説を書きたい人は山ほどいても、いつか書くってのは、たいていいつまでも書かない、もんだからなあ。

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