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07/05/2005

小説とは関係のない休日(趣味の地球学)

7月4日(月)
日曜、月曜は、小説講座の事務所はお休みです。

ところで、このブログには、コメントいただいても、返事のコメントが打てませんのでゴメンしてね。なぜかわからないけど、文字化けするんだよ〜。ごくたまに、入力できることもあるけど、最近はダメみたい。なんか、Macと相性悪いかな。

朝、いつもの通り、5時半起床。5時40分に息子を起こし、コーヒーを入れる。6時からの基礎英語をラジオでだらだら聞きながら、家事いろいろ。6時45分に英会話入門が終わったら、ラジオ大阪にチャンネルを変えて、双子の娘たちを起こす。かんべ先生のラジオ番組「朝ミラ」もすっかり日常風景になったなあ。

8時に子供たちが学校へ、私は、たいてい9時には出かけることにしている。バタバタと洗濯モノを干したり忙しい。それに月曜日は帰宅が遅いので、子供たちのために夕食の準備もしないといけない。冬なら暖め直せるみたいなシチューとかを用意するのだが、今の季節は、3つの弁当箱に夕食をつめて、冷蔵庫に入れておく。子供たちは、これを私の実家に持っていって、彼らの祖父母と一緒に食べるのである。

さて、出かけようとして、雨がひどいのに気づき、ふと「休もうか」という気になる。仕事がすごくたまっている。月曜日の午前中は、「趣味」の時間である。実は、私は毎週、午前中、仕事の都合をつけて、某大学の講義を受けているのである。地質図の書き方を習うためである。ここ数年、私は土砂災害関係の広告の仕事をしたせいで、地理とか、地球学にハマっている。「地質図」の勉強も、独学でやってたのだが、やはり限界を感じて、この大学の理学部、地球学の講義がいくつか科目履修できると知り、週1コマずつ聴講して、もう数年目になる。これは正式な科目履修だから、ちゃんと科目履修生の学籍はあるのである。趣味の「大学聴講」である。

ただし、前期の講義は7月で終わり。もし休んでしまえば、最後である。かなり悩んだが、結局、休むことにする。まだ心残りはあるのだけど、そろそろ仕方がない。だいたいテストが始まる頃になると単位が欲しいわけではないので、講義に出なくなるのである。科目履修なので、テストを受ければ単位ももらえるのだが、あまりテストを受けたことがない。もっともテストに出ないと先生の方がなんだか気をつかったりするみたいなんで、本当はテストもできるだけ受けたいのだが、1コマの講義でも、毎週、半日つぶれる。テストでは、新しいことを学ぶわけではないので、むりやり仕事をやりくりしてまで参加する気がないのである。でも、それなら、講義そのものもわざわざお金を出して、受けなくてもいいじゃないか、と思うかもしれない。でも、理系の知識というのは、けっこう独学でやれない部分もあるので、実は、この方が手っ取り早い。とくに、地球学関係は、天文とか化石、鉱物(とくに宝石)だとファンも多いようで、けっこう入門書から専門書まで揃っている。だから、知識の方も自然にステップアップできるのだが、「地質」になると、地震と火山などの分野をのぞくと、入門書から、いきなり専門書になるので、ちょっと知りたいと思っても、入門書を読んだら、いきなり専門書しかなく、いきなり難しくなるのである。

ところで、先日の新潟地震でも、大きな地震があるとテレビの特別番組とかで、地震学者が色々解説するのだが、テレビを見ている人は皆、どの程度、あの人たちの話を理解しているのだろう。あの時にも、たとえば「逆断層」など、けっこう平気で専門知識がポンポンと飛び出していたのだが、その逆断層がどういうものか、みんなわかっているのだろうか。私は、「正断層」と「逆断層」があって、応力場があって…、なんて解説している本を読んでも、さっぱり意味がわからなかった。

それにしても、ここ数年、ずっと金を払って、面倒な大学の聴講などをしているので、たまに学生さんたちにも「なんのために?」と聞かれることも多い。まあ、「趣味です」と言うのが一番ホントなのだが、それだと将来に備えて真面目に学んでいる学生さんたちに悪い気がするので、「勉強のため」とか「好奇心で」とか答えることにしている。これもウソではないが、自分の感覚としては、「ある日、地面って、動くんだな。なんだか面白いなと思った」というのが一番しっくりした答だ。

私が今、この分野に興味を持ったのは、たぶん阪神大震災だろう。でも、直接的なきっかけは、某地方自治体の土砂防災PRの資料を見ていて、「すごく地盤の悪い所にも家がいっぱい建ってるんだなあ」と思ったせいでもある。震災の時にも、地すべりが起こり、住宅地がくずれた。地すべり危険地区。そのマップをよく見ると、そこは新しい住宅開発地なのだった。危険地区に、新しい住宅地がどんどん増えているのである。私の年齢になると、周囲でも住宅を買う友達が増えているのだが、住宅ローンや間取りには詳しいけど、なぜかその地盤に気をつかったという話は聞かない。ほとんどの人は、立地条件というのは、交通の便や公共施設、商業施設までの距離などを示しており、そこが山の斜面を削って作った「地すべり危険地区」だとか、地震で液状化する可能性があるような地域だとかには、ほとんど関心がないものらしい。どうも、このあたりが、私の中で切実な好奇心となって、大学の聴講へ向かわせているものらしいのである。

しかし、先日、JRの脱線事故で気がついたのだが、どうもそれとは違うことが原因になっているのかもしれない。なぜだか、私は「ペッタンコになって人が死ぬ」というのが、ものすごく怖いことらしいのである。それで一番、ニュースを見ていて、すごく怖かったのが、某トンネルの落盤事故である。巨大な岩盤にバスが押しつぶされて、たくさんの人が亡くなった。死の瞬間、脱線事故なら電車の中の人たちは、何らかの電車事故だということは想像がついていたのではないかと思うが、あのトンネルの事故で、あのバスに乗っていた人たちが、はたして何が起こったのか少しでも気がついただろうか。たぶん、というか、絶対にわからないうちに亡くなっただろう。それは、間違いないだろう。私の好奇心は、どうやら、このへんに原因があるらしい。ペッタンコ恐怖症。

でも、地質学なんぞの本を見てると、プレートテクトニクスとか、途方もなく、長い長い時間があたりまえみたいに書いてある。その一方で、地震は、ほんの数秒、数分。ほんのちょっと地球が揺れるだけで、一瞬にして、私たちの生活を変えてしまう。

まあ、もともと恐竜好きの私には、古生物も幼馴染みのような気がしてるけど。とにかく、単位が必要な「学業」でも、まして「仕事」でもなく、ただの「趣味」としての学問は、まったく好奇心のおもむくままに、誰にも文句も言われず、のーんびりと勉強できるのがいいところだなあ。


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