11月22日(火)
今日は,向かいのブースにいた団体が,引っ越し作業をしていた。今月いっぱいで撤退するらしい。大阪NPOプラザに入居して数年,ずっと向かい合わせにいたので,これでまた一団体,もう会う機会がなくなると思うと,かなり寂しいものがある。
しかし,ここの施設も,このところ撤退する団体が出て来たせいか,少し空きブースが目立ってきたな。
最近,大阪では,ボランティアや演劇など文化支援の関係者と話していると,話が来年のことになると,すぐ「でも,ダブル選次第でどうなるかわからないからなあ」と言う話になってしまう。そこで,思考停止状態になるから,話が前に進まない。まあ,選挙が終わらない限りムリだろう。
ここ数年,大阪府では,財政再建をめざすという名目があるので,ボランティアや文化支援は,事実上,ほぼ減少または凍結状態だったのである。一方,大阪市はこうした分野にまだわりと金を使っていたので,こうした団体では,それでどうにか持ちこたえていた所も多いのだ。ところが,ダブル行政解消ということになると,さらなる減少,凍結になるわけで,こうした団体にとっては,もはや事実上の死刑宣告になる団体もある。
そのためか,私の周囲でも,すでに早くもいくつか大阪に見切りをつけて,京都や神戸に拠点を移し始めている団体がいる。京都や神戸は,大阪よりも文化支援などに力を入れているので活動はしやすくなるからだ。
そんなことは民間で何でもやればいいと言われるかもしれないが,小劇団が安く利用できる使いやすい劇場もなければ,ボランティア団体が利用できる施設も全くないような街だとしたら,たしかにムリにここにいても仕方ないなあと思う。この機会に,京都や神戸に移るなり,劇団ならいっそ東京に拠点を移るのもいいだろうとも思う。現実には,ダブル選挙の結果次第で,もっとあちこちで撤退を決める団体も増えるだろう。大阪市民がそれを選ぶなら,それはそういう大阪を選ぶということなのだった。
実は,文化とボランティア支援は,なかなか息の長い作業で,かなりの覚悟がいる。しかも,やったらやっただけ得られるものが多いわけでもないので,だから「生活が苦しいからそんなことはやれない」と言われれば,それはもう仕方ないのだった。
しかし,人はパンのみに生きるわけでもなくて,生活が苦しくてもそれなりにやる人はやるものなので,たぶん考え方の問題ではあるんだが。
さて,うちの小説講座にしても,来年どうするのかと言われると,実際,今は何とも言えない。実際のところ,1年半先の移転先も決まっていない。まさに選挙結果次第ではどうなるかわからない。とは言え,うちはムリに継続運営しなくちゃいけない理由がまったくない団体なので,他の団体よりはだいぶ気楽である。
しかし,他の都市のこととなると,わりと簡単に「なぜ改革できないのだ,ダメだなあ」とか思うのだが,いざ自分の町で,周囲にこうした内情を目にしていると,何とも判断が難しいものである。
ただ,それはそれとして,このところ私には,某候補の演説を聞くたびに,つい某教団が最盛期の時にテレビに出まくっていた某幹部の例のトーク(当時「ああ言えばじょーゆー」と言われていた)を思い出して,やたら気持ちが悪く聞こえるのだが,皆そこは気にならないのかなあ。まあ,若い世代は知らないんだろうけど。
とにかく話の途中で,やたら論理のすりかえをするので,つい似ている気がしてしまって気になって仕方ない。あれが市民には人気があるらしいが,私にはともかくあの話し方が気持ち悪すぎてどうしてもムリだ。あの話し方のために,政策の中身もちゃんと聞けなくて,さっぱりよくわからないのでけっこう困っている。一応,大阪市民なので投票も行かないといけないのに。